<パンチングメタル最大手 松陽産業の経営戦略>
(鉄鋼新聞2013年10月3日版第5面に掲載いただいた弊社社長竹内和彦へのインタビューより、弊社要約)
パンチングメタルのトップメーカー松陽産業の業績が堅調。この数年の生産品種絞り込みや新規需要の掘り起こしが奏功している。戦略を明確化し、お客さまとの協働をも含む価値創造型メーカーを目指す。
パンチングメタルの業界シェアは4割弱。岡山工場では2013年7月に大規模太陽光発電所(1メガワット級)を設置して売電を開始し、同9月には本社を大阪市中央区に移転した。
2013年7月期の売上高は37億6千万円で経常利益は7千9百万円と減収増益。今期は新分野の売り上げ増を見込むため、売上高40億円、経常利益1億5千万円を見込む。
2012年5月に開始したウェブショップ(松陽産業ショッピングサイト http://punching-shop.com )はリピーターのお客さまにもご利用いただけるようになってきた。今後定尺以外の新商品も追加してゆきたい。セキュリティー面では2012年4月に全従業員に秘密保持について誓約願った。お客さまの営業情報や知的財産権を守るという明確な意思がある。
業務改善として2012年5月から「アイデア玉手箱」と名付けた自主的業務改善活動を開始し支援しており常時30テーマ程が走っている。また、岡山工場では「工場革新のための実践的プログラム」を導入して職制の整流化などを行っている。3年後の創業50周年に向けてさらに加速させたい。2014年には群馬工場に約2億円の大型機の導入を予定する。