機能でかんがえる

通気/通風(侵入防止)

害虫よけの床下通気口カバー(有害鳥獣対策)

通気口カバーとは床下通気口や配管周りを適度なすきま状として不要なものの出入りを防止するものです。パンチング材を使用することで通気の機能を損なわずに、ネズミやイタチなどの小動物やゴキブリをはじめとする大型害虫の侵入を妨ぎ、丸孔の場合は、くし状のカバーと異なり平面状の虫類にも有効と期待されます。金網と比較して強度があり破られにくいということでご採用いただいた実績もあります。
また、適切な仕様や取付位置により、カラス、ハト、コウモリなどの鳥類の商業施設への侵入の抑制、各種建造物などでの鳥害事故の未然防止など、防鳥対策にも寄与すると見込まれます。主に工場や飲食店、住居、ゴミステーションなどでの鳥獣対策や害虫が発生しやすい建物での使用が想定されます。

また、床下の通気口カバーなどその多くは屋外直結の場所での使用となります。錆が起こりやすい環境ですので、材料であれば錆防止のために表面処理や塗装が必須ですし、塗装をしない場合は防錆性に優れたステンレス鋼がおすすめです。

意匠性を重視する場合には、パンチングの配列、孔径、孔形状を変えることで好みや目的に合った仕様やデザインが可能となります。

屋外用大型ごみ箱

アパート・マンションなどの集合住宅や地域のゴミステーションとして使用されており、素材としては金属が主に採用されています。具体的には、アルミニウムステンレス、複合板などさまざまな種類がありますが、屋外で使用されるため鉄製では塗装、アルミニウム製ではアルマイトなどの表面処理が施されることが多くなっています。

表面材にパンチング加工したものを使用することにより、鳥類や小動物などの外部からの侵入に対し内容物を保護し、ゴミ箱内に臭いがこもらないよう通気性を上げ、また、戸を開けずに中身の確認ができるという視認性向上効果を併せ持つことができます。通気性を上げるためには、開孔率を高くすること、中身が分かりやすくするためには孔径を大きくすることが有効です。

他の機能としては、遮熱の効果が期待できます。直接日光が当たることで内部の温度が高くなることを日よけの機能で防ぎます。

また掲載されている試作品のように、ゴミの投入は上部側、取り出しは下部側と使い勝手がいいように開閉口を2箇所設けたり、コマを付けることで移動する機能をつけることもできます。この試作品では、パンチング加工・ピアス加工切欠き加工などを施しております。