エキスパンドメタル
エキスパンドメタルについて
エキスパンドメタルは、金属材料に千鳥状の切れ目を入れて押し伸ばす方法で菱形・亀甲型の網目状に加工した製品です。
材質はエキスパンドメタルのJIS規格(XS・XG)に規定されている鉄だけでなく、アルミやステンレス、ニッケルやチタンでの製作も可能です。
弊社では、製品仕様の選定から、塗装や追加工などのご提案を行うことで、内外装や産業用建材をはじめ、お客さまのエキスパンドメタルの幅広いニーズに柔軟に対応いたします。
エキスパンドメタルの内装・外装での使用について
内外装用のアルミエキスパンドメタル
エキスパンドメタル規格品の在庫について
松陽産業はエキスパンドメタルの規格品も豊富にご用意しており、弊社ショッピングサイトでもご購入いただけます。
在庫ありの商品につきましては、通常1~2営業日以内に発送が可能です。
エキスパンドメタル規格品の網目の寸法や在庫について、以下の各材質のページよりご確認いただけます。
エキスパンドメタルのサンプルについて
弊社ではエキスパンドメタルのサンプルや試用の用途として、ショッピングサイトにて300×300 mmのミニサイズを販売しております。
ミニサイズはJIS規格のエキスパンドメタルをご用意しておりますが、その他の仕様のサンプルをご希望の場合はお問合せください。
→エキスパンドメタルサンプルの販売ページ
エキスパンドメタルの追加工や塗装、表面処理について
エキスパンドメタルは追加工や塗装、表面処理、樹脂コーティングなどを行うことで、耐食性や安全性、意匠性を高めることが可能です。
ここでは代表的なものをご紹介いたしますが、お客さまの課題に応じてその他のご提案も可能です。
フラット加工
エキスパンドメタルは立体的な構造が特徴ではありますが、その特徴が欠点ともなります。
フラット加工は、エキスパンドメタルをフラットロールにかけ網目部分を平面にすることで、デザイン的な変化や設置の際の省スペース化、鋭い網目の切断部を潰すことによる安全性の向上などの効果があります。
メッキ加工
エキスパンドメタルに亜鉛等の金属の被膜をまとわせる加工で、エキスパンドメタルの代表的な加工方法です。
溶融亜鉛メッキや電気メッキなどの加工方法があります。
耐食性を大きく高めることができるため、おもに屋外での設置の際に使われます。
塗装・アルマイト
焼付塗装(アクリル、メラミン、フッソ、ウレタン)や、静電粉体塗装などの各種塗装、材質がアルミの場合のアルマイトなど、エキスパンドメタルをご希望のカラーにすることが可能です。
おもに内装・外装に使用する際の意匠性を高めるために使用されますが、耐食性や安全性の向上にも寄与します。
樹脂コーティング
エキスパンドメタルにポリエチレンなどの樹脂をコーティングすることで厚い被膜を形成します。
耐食性を高めるとともに、鋭い網目の切断部分を覆うことにより安全性を大きく高めることができます。
人の手に触れる場所への設置の際によく使用される加工方法です。
枠(フレーム)の取り付け
エキスパンドメタルは、基本的な製造方法ではフチがないため、取り付けなどで必要な場合は、枠(フレーム)を別途取り付ける必要がございます。
おもにLアングルなどに溶接で取付を行います。
取り付けることで、設置がしやすくなることに加えて安全性を高めることにも繋がります。
エキスパンドメタルの基礎知識
エキスパンドメタル各部の名称
SW : メッシュ短目方向の中心間距離
LW : メッシュ長目方向の中心間距離
T : 板厚
W : 刻み幅
エキスパンドメタルの目方向
S : SW方向製品長さ(長さ)
L : LW方向製品長さ(幅)
エキスパンドメタルのJIS規格(JIS G3351)について
土木、建築及びその他一般の鉱工業などに使用される鋼製(鉄)エキスパンドメタルについてJIS規格(JIS G3351)に規定されています。
エキスパンドメタルのJIS規格についての詳しい資料は以下のサイトよりご確認いただけます。
日本産業標準調査会ウェブサイト(※ウィンドウにG3351を入力して検索)
XSスタンダード型
ボンド部分が短く菱形の網目です。
網目が整然として目伸びせず、衝撃耐力が強く、幅広い用途で使用されます。
また、外観が美しいので、ファサードや内外装などの装飾にもよく使われております。
XGグレーチング型
ボンド部分が長く亀甲形の網目です。
人が乗ることを前提とした規格のため、XSスタンダード型と比較して、より堅牢であることが特徴です。
滑り止めの効果も高く、歩廊や建材などによく使われます。
エキスパンドメタルについての課題やご要望がございましたら、
まずはお気軽にご相談ください。