樹脂パンチング・樹脂への孔(穴)あけ加工
樹脂パンチングについて
樹脂パンチングは軽量で耐食性が高く、絶縁性や耐薬品性にも優れていることから、金属が使用できない箇所や軽量化が求められる場合などで幅広く使用されています。
弊社では、お客さまの樹脂パンチングおよび樹脂材料への孔(穴)あけ加工の課題に対して、製品仕様や最適な加工方法のご提案、試作品の製作から量産まで、お客さまの課題解決に尽力いたします。
樹脂パンチングについて、以下のような課題がございましたら、弊社がお役に立てるかもしれません。
・コストを抑えたい
・加工内容が難しくて加工先が見つからない
その他樹脂パンチング課題をお持ちなら、まずはお気軽にご相談ください。
樹脂材料の種類と樹脂パンチングの主な用途
樹脂材料は種類によってさまざまな特性があり、用途によって使い分けられており、近年では、金属の特性であった耐熱性や耐久性にも優れた高性能樹脂材(スーパーエンプラ)を金属の代替えとして使用されるというケースも増えてきております。
ここでは代表的な樹脂の種類と樹脂パンチングの主な用途をご紹介いたします。
ご紹介した樹脂以外も対応可能な材料はございますので、ご希望の場合はお気軽にお問い合わせください。
樹脂材料の種類 | ポリ塩化ビニル・塩ビ(PVC) ポリエチレン(PE) ポリスチレン(PS) ポリプロピレン(PP) ABS樹脂(ABS) アクリル樹脂(PMMA) ポリカーボネート(PC) ポリテトラフルオロエチレン(PTFE) パーフルオロアルコキシアルカン(PFA) エチレンテトラフルオロエチレン(ETFE) ポリエーテルエーテルケトン (PEEK) ポリイミド(PI)など |
樹脂パンチングの主な用途 | 濾過・フィルター スピーカーカバー シートパッキン ガスケット 電気絶縁材料 半導体製造装置 航空宇宙関連装置 医療機器部品 内外装建材 軽量化が必要な部分 その他金属が使用できない箇所 |
樹脂材料の詳しい説明については以下のページをご確認ください。
樹脂材料について(その他の材料例ページ)
樹脂材へのパンチング・孔あけの加工範囲目安
樹脂シートやフィルムのような板厚の薄い材料からブロックのような厚い材料まで、さまざまな樹脂材料にパンチングおよび孔あけ加工が可能です。
ロール状の樹脂シートに孔あけをしてロール状に戻してお届けするロールtoロールの加工も承っております。
また孔の大きさにつきましても、小径孔から大きな孔まで幅広く対応いたします。
以下の加工範囲は目安となり、材料や加工内容によっては難しい場合がございますので、あらかじめご了承ください。
孔径(φ) | 0.1~6.2 mm |
板厚(t) | 0.2~8.0 mm |
サイズ(最大) | 枚葉:1000×2000 mm ロールtoロール:600 mm幅 |
樹脂パンチングの加工事例
樹脂パンチングおよび樹脂材料への孔あけ加工の事例をご紹介いたします。
弊社ではPVCやアクリル樹脂などの一般的な樹脂材料以外にもPEEKやポリイミド、PTFEやPFAなどのフッ素樹脂等にも加工実績がございます。
樹脂パンチングにおける松陽産業の強み
弊社はパンチングメタルのリーディングカンパニーとして、打ち抜き加工で培った技術を活かした樹脂への孔あけ加工を行っております。
製品の仕様によって打ち抜き加工が難しい場合でも、お客さまのコストメリットを考慮した最適な加工方法をご提案させていただきます。
打ち抜き加工による樹脂への孔あけ加工について
メリットとして、パンチングの金型を使用して一度にたくさんの孔をあけるため、ほかの加工方法と比較して加工時間が短く、安価に孔あけ加工を行うことが可能です。
デメリットとして、打抜いて加工を行うため、材料や仕様によってバリやヒゲなどが生じる場合がございます。
弊社では、製品の仕上がりの確認のための試作も承っております。
仕上がりに不安があるという場合はまずは試作からでもお気軽にご相談ください。
樹脂パンチング・孔あけ加工についての課題やご要望がございましたら、
まずはお気軽にご相談ください。